略歴
2004年~施術業界で働き始める
2007年 中央医療学園専門学校卒業
2007年 柔道整復師免許取得
2008年~千葉県の整骨院に勤務
2014年~都内の整骨院グループで院長、本部主任を兼任
2017年~千葉県松戸市にかとう治療室開業
2019年~流山市に移転
2022年~合同会社ピンテグラル設立
ぜんぶみる。を本気で目指すまで
はじめまして。
代表を務めております加藤なおきと申します。
私は医療・施術業界に触れて20年が経とうとしています。
小さい頃は漠然と医者になる夢を持っていたこともあります。
テレビドラマでも医療系のものは大好きで、人の困難を解決し、時にその人の人生を変えるきっかけになるような姿を見てかっこいいなぁと思っていました。
とはいえ、我が家は裕福でもなく頭脳も持ち合わせていなかったのでなんとなく早々に諦めるも、部活動で身体を傷めて接骨院に通うようになってまた興味が再燃。
ちょうど将来のことも少しづつ考えなくては…
私は一人でもできる仕事じゃないと社会ではやっていけないと思っていました。
それにはまた別の理由があるのですがややこしくなるのでライフコンサルティングのサイトに書きました。
正直に言うとこのように不純な動機からのスタートです。
私の素人マッサージも評判だったので、それが仕事になって喜ばれるなら自分も楽しいなぁと思っていました。
既存の医療のネガティブな面を知る
専門学校に行って資格を取り、期待を胸に本格的な施術家の道に。
その世界に実際に入らないとわからないことだらけなのはどの世界も一緒。
現場では専門学校で学んできたことがほとんど役に立たなかったのです。
車の免許も取得して経験を積んでから一人前といいますが、まさにそれと同じ。
失敗も繰り返しながら経験を積ませてもらっていく中で、
レントゲンでは異常が見つからないのに酷い痛みを訴える人。
精密検査を受けても何の異常もないのに酷く具合の悪い人。
藁をもつかむ思いで来院したのに、掴んだ藁はちぎれる。
医学書を読み漁ったり、自分の知識と技術を上げてもどこか腑に落ちない感覚がありました。
カルテには患者さんのあらゆることが記録されています。
肩こり、腰痛、頭痛、手のしびれなど症状が一つだけの人はわずかで、ほとんどの人は複数の慢性的な症状を抱えていたり、目には見えない病気「不眠症」「うつ」「双極性障害」「パニック」「不安神経症」を持っていました。
病院では一つの症状をみることができても、全体やつながり、その人のすべてを受け止めることができない。
そういった部分を補えたらと思いました。
病院ではできないことは何か
医療はなくてはならないものです。
救急医療や薬の進歩によって救える命が増えたのは事実。
自分で生活習慣などを見直さなければ治せない病気もたくさんありますが、いつもたくさんの患者さんが押し寄せる病院でひとりひとりに時間をかけて接するのは現状では困難です。
クスリによる対症療法では結果をもたらしたそもそもの原因は改善できません。
病院にもできないことがあって当然。
私たちひとりひとりの意識が医療に頼りすぎなことに気が付く必要があり、時間をかけて寄り添い、自らの力を思い出していくのを私たちができる仕事だと思っています。
病院と私たちの業種の役割
病院と対立しやすい施術業界ですが、ひとつは目線の違いだと思います。
医師が感じているのはひとつの命の重み。
ですので6年間もカラダに関してとことん学んでいます。
それと比べて民間療法はいつからでも治療家を名乗れる甘さや軽率さを感じているのではないでしょうか。
現場に出たらほとんど役に立たなかったと思っても国家資格を持つ意味は「してはいけないこと」を学んでいること。
民間療法での事故が減らないのは技術だけの問題ではないと思います。
医師との役割分担を明確にして、互いにできないことを補い合うことができれば健康業界ももっとよくなると信じています。
さいごに
命にはいつか終わりが来るから、命をどのように使っていくかが人生です。
カラダを乗り物に例えるなら運転手は脳やココロ、または魂と呼んでもいいと思います。
人によってどこが病んでいるのかは違うから、病院ではよくならない不調が民間療法でよくなったり、スピリチュアルな方法で奇跡のような出来事が起きたりするんだと思います。
その一部だけが独り歩きをしてしまうから誤解も生まれるのかもしれませんが、どこにでもあるのは「可能性」です。
人がよくなる可能性を少しでも拡げたい。
そう思って今日も生きています。